元素から見た鉄鋼材料と切削の基礎知識解説
元素から見た鉄鋼材料と切削の基礎知識口コミ
一冊あると便利です。もっと早く欲しがった。
実際の工具メーカーの方が書かれていることもあり、切削加工における材質別の削りやすさが、具体的に材料のどんな成分に依存しているのかなど分かりやすくまとめられていて良いと思いました。
個人的には、刃物のコーティングに関する部分が目から鱗でした。
社内の技術講習会の資料に何か良いものはないかと上司に相談されたので、この本を薦めたところ非常に高評価されていました。
私にとっては永久保存版になりました。
エンジニアの方から紹介されました。絵も多くて初心者にも分かりやすく書かれていると思います。
従事してる方には有用だと思います。私の場合は縦型MCなので、特に期待していた切削条件に関する記述が旋盤向けだなと気づいたとき少しだけ落胆しました。でもステンレス鋼などの金属の特質などは勉強になりそうです。
わかりやすく書いて頂き、実務に役立ちます。周りの人にも紹介してあげました。
学術論文並みに専門的なお堅い専門書っぽい表紙とタイトルからは想像もできないくらいに大判でかつフルカラーでとても取っつき易い鉄鋼材料(とその加工)の入門書になります。高校レベルの微積すらも出てこないので、流石に高校化学や微積の手前の数学I・Aくらいの素養(特に高校化学)は無いと厳しそうですが、逆に言えばそれだけの教養さえあれば、物質に関する想像力が働けば躓くことはないのではと思います。
昨今は本書が出版された頃に比べると人手不足、特に技術系人材の不足感が著しく社員教育に自信や意欲のある会社だとかは文系人材も技術系人材として採用しているようですが、本書は前述のように高校化学の基礎知識さえあれば理解できるので、非機械系の理系や文系から切削系技術者に転身したような学生時代に鉄鋼材料とその加工について習ったことがない方への社員教育や独習用に最適でしょう。あとは高専や工業高校、ポリテクセンターやポリテクカレッジでの教科書としても有用でしょう。
人手不足と技術系(特に切削系)人材の確保育成ということで言えば、切削加工技術者のための知識と理論(山根・帯川・T.Childs共著)でも、機械系の学科でも大学や学校では時間的にそれほど高度な(切削加工に関する)教育を実施しているわけでもない、(高度な大学レベル以上の数学や物理的手法が必須な研究開発はともかく)文系人材ですらも社員教育を十分に実施してやれば機械系学科出身者と同等に技術者の戦力としてモノになるのではと提唱していますが、本書はそんな人手不足の時代にこそ再評価されるべき一冊であるように思います。
かゆいところに手が届く?面白さですー!
鉄のそこが知りたかったってところが全部載ってます
わかりやすく、調べやすかったです。
学校の社会の資料集のように図や写真も多くよかったです。