三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち (ブルーバックス 2015)解説
三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち (ブルーバックス 2015)口コミ
石が好きな人。石の写真を見飽きて、解説が読みたいけど、詳しい解説にはついていけない人に最適。良い感じではしょって説明しているので凄く判りやすいです。
石にはたくさんの種類がある。
だが、あえて単純化し、大局的な視点で石の成り立ちを見ることで、地球の成り立ちやダイナミクスを垣間見ることができる。
そして何より、初学者にもわかりやすい例を用いた説明が素晴らしい。
こんな先生から地学を学んでいたら、その道に進んでいたかもしれない、とも思う。
正しく伝えることも大事だが、わかりやすく、面白さを伝えることも大事だ。
表紙には3つの石が並んでおり、そこからスタートしたものがたりは、最後の最後に種明かしがあり、読者に視覚的なインパクトを残す。
プレートの衝突と聞いてもこれまでしっくりいかなかったのが、この本で氷解しました。
すっかり忘れていた高校の地学・科学の復習ができ、とっても有意義な本でした。
今2度目を読み終えました。
岩石・鉱物・地球・宇宙への興味がおおいに広がりました。
とても良い本に出合えました。
著者に感謝します。
ブラタモリでタモリさんが色々な岩石について楽しそうに話すのを見て、自分も石について詳しくなりたい、そうすれば旅行や散歩がもっと楽しくなるだろうな、と思っていたのですがいざ博物館に行ったり図鑑を見たりしても種類の多さや見分けのつかなさにもうほとんど諦めかけていたところにこの本に出会いました。最初に3つの岩のおぼろげな輪郭、そこから詳細な構成や3つの石から派生する他の石についての話、と展開していくので頭にすっと入ります。この本があって良かった。誇張抜きで、世界が広がりました。
専門的な言葉が多い。しかし着目点は良いと思う。
地学も含めて、義務教育課程で習うはずなのですが、正確には覚えていないもので、良い復習になりました。また、石から地球の成り立ちが見えるというのは、まさにそうだなと理解でき興味深かったです。
本書は橄欖岩を軸に岩石の物語が展開され、温度・圧力・含水等によってどれだけ異なる岩石ができていくのか、初学者でも分かりやすい表現で描かれています。元素の簡単な知識さえあれば、難なく読めるでしょう。
『たった3つでいいの?』というインパクトに引っ張られて読み始めたら、昼食も忘れて読んでいました。後半から詳しい話になり、前半の内容に引かれて、こちらも無理なく楽しく読めました。
地球科学を始めたければこの本から入ると,地球全体についてのざっくり理解が深まっていいと思う.