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入門 転位論 (新教科書シリーズ)

入門 転位論 (新教科書シリーズ)解説

入門 転位論 (新教科書シリーズ)

入門 転位論 (新教科書シリーズ)口コミ

転位論の基礎的事項がわかりやすく書かれていると思います。この本や「金属物理学序論(幸田成康著)」で転位論を一通り学んだ後に、例えば「材料強度の考え方(木村宏著)」などを読めば、転位論についてより深く理解できるようになるのではと思います。

独学で転位論を学ぶために購入しました。大変わかりやすく書かれており、物理現象のイメージがわかりやすいと感じました。おすすめの教科書です。きちんと理解するためには、すべての計算を自分でする必要があると思います。弾性理論、δー関数と複素積分を使いこなせれば、数学に関して他に難しいところはありません。

結晶欠陥のひとつである転位について基礎から学べる教科書。
ニッチな分野ではあるが奥が深い。特に電磁気学との類似性について説明しているところは非常に興味深かった(鏡像転位、転位双極子、ローレンツ収縮等)。物理学の普遍性というものを感じられた。

読み進めるために必要な数学は、微分積分、ベクトルテンソル解析くらい。式の展開も比較的丁寧。
また、図が多いので具体的なイメージを持って読むことができた。

研究や仕事で材料科学、金属加工、結晶作製をやってる人にはお薦めの一冊。

転位に基づく材料強度や材料変形の考え方については,難しい部分が多いと思います.
その点この本は,材料変形の基礎的な部分からその詳細な部分にわたって
図を多く織り交ぜながらわかりやすく解説しています.
転位論に関する教科書は昔から多くありますが,勉強したいと思っている
人や材料の力学特性について興味のある方にとっては,持っておいて損は
ない本だと思います.