講座・現代の金属学材料編 (第2巻) (講座・現代の金属学 材料編 2)解説
講座・現代の金属学材料編 (第2巻) (講座・現代の金属学 材料編 2)口コミ
勉強には良い本です
鉄鋼材料を扱う材料研究者には必須の本です。
ここまで原理原則に基づき、つっこんで書かれた本は、
金属の相変態(榎本正人著)以外では、いまだかつてないと言っても過言ではありません。
ただし初学者の人が、この本で学ぶにはちょっと厳しいかもしれませんが。
鉄鋼材料のみならず、非鉄金属材料、非金属材料も含めて、材料組織を理解する上で役立つ理論がとても丁寧に解説してある。
序論における「観察から科学へ」のところで、「観察した結果を集積するだけでは。”もの”の本質はわからない。」とあり、「材料の研究開発に従事する者のあるべき姿」とも重なると思う。