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クリエイターの為の宝石事典

クリエイターの為の宝石事典解説

クリエイターの為の宝石事典

クリエイターの為の宝石事典口コミ

本文64ページとハンディサイズながら、種類と色で索引でき、知りたい情報をスッキリと1ページで纏めた「引きやすい」一冊。ページ数の割に紹介鉱石の種類が多く充実しています。

宝石の勉強に凄く役立つ、きめ細かい編集。
カラー印刷と、つぶさに取材したそれぞれの製品の特長が平易な文章で説明されており、ズブの素人にもわかりやすい。

オールカラーは良いけれど、宝石本としては物足りなかった。

まず手元に届いた時の感想。薄い。思ってたよりずっと薄い。えっこれで1000円超……?高くない? と思いながらしばしめくってみる。
いやすいません、良本です(手のひら返し)これぞ! という宝石をよりよりに選った上でのこの薄さなんですね! 納得! 印刷も上質だし、これは間違いなく適正価格!
実は手に入れた当日、テレビで宝石の通販やってまして……。「チャロアイト? 聞いたことない。何ぞ?」と思って試しにめくったら、本の中にがっつり載ってましたからね。すごい(小並感)
個人的には木の化石である「ジェット」と『天の火の真珠』の「テクタイト/モルダバイト」の項にたぎりました。あと以前からお気に入りの「琥珀(アンバー)」も良きかな。でも一番「おぉお!!」となったのは「トルコ石(ターコイズ)」の項の一文。「所持している人がしょっちゅういじっていると、人の手の油を吸収してとても美しく変化してくる(大意)」とのこと……おぉお!! 欲しい!!
ということで「実物には手を出さない」という自禁を破り、ネットで検索かけたのですが……無加工のものは今やほとんどないのだとか。ワックス処理とかされていて、人の手の油が染み入るすきはないのですね……残念!
まあそれはそれとして、さすが「クリエイターの為の」と銘打ってるだけのことはある! 手に入れてからの数日で、小話が二つも書けました! しかし宝石自体を擬人化しにかかると、とたんにあふれ出る某マンガの二番煎じ感……むう、難しい……。
でもこれ、物を書いたり描いたりする方で、宝石(鉱物)に興味を持つ方は必須かも。すでにずっぷり鉱物沼にハマっている方は「基本じゃん!」って思われるかもしれませんが、入門書としては最適かと! 良いです!

宝石の辞典でもあるがそれより著者は宝石の魅力を伝えようとしてるのが伝わってきた。石を肌で感じ、何より好きになるだけでいい。と、書いてあったが、宝石の説明や象徴を見ながら載ってある宝石の写真を見ると、本当に魅力を感じた。いい本だと思った。

ハンドメイドで天然石を使うため、色々な石がコンパクトに掲載されている、辞典的なものを求めて購入。日頃よく使うシトリンやラブラドライト、ロードクロサイト、スモーキークォーツ等が掲載されていない時点で、掲載数が全く足りませんでした。

 「クリエイターのための」の意味がよくわからなかったのですが、文筆業などの創作活動をされている方向けの物のようです。

 個人的には、天然石をパワーストーンとして扱う本の胡散臭さに辟易しており、スピリチュアルな石の相性とか効能とか、そういった内容がないことは良かった。石にまつわる歴史や伝説、石の持つバックボーンについて、各石1ページにまとめられており、これについては、興味深く読めました。

 
細かいことを言うと、本が小さく(A5サイズ)文字が小さい、写真が小さい、その石に特徴的な色の写真が載っていないものがある(トパーズの黄色が写っていない、とか)、「正式な岩石名を掲載する」とあるが、発音的にあまり見かけない微妙な表記が気になる(フローライト→フルオライト、アズライト→アジュライトとか)、晶系で分類するのなら組成式も載せて欲しかったなー、とか色々あるのですが、半貴石を本書と同じテイストでまとめた第2段が出たら、買うと思います。

とてもよかった

ファン夫ジー小説を書いている者です。
クリエイターのための、という名前にひかれて購入しましたが、ざっと拝見しましたところ本文はパワーストーンのネット通販のサイトの説明文とあまり変わらない内容なのでちょっと興ざめしました。
しかしオールカラーで宝石の写真が豊富に掲載されているのはよいです。
宝石の本当の姿がわかるこれらの写真は特にファンタジー系の漫画を描いている方や王道系RPGのクリエイターの方などには創造のヒントとして役に立つのではないでしょうか。
「クリエイターのための」というタイトルはこういうところからつけたのかなと思いました。